厚生労働省の賃金構図基本統計調査によると、理学療法士の平均年収は409万6,400円(平均年齢33.9歳)で、全職種平均433万円より低い数字になっています。
そのため、理学療法士で20〜30代で年収500万円以上だと勝ち組といえる層になってきます。

年収500万円だと、手取りが約30万円になってくるよ
では、理学療法士が20〜30代で年収500万円以上の勝ち組になる方法とは?
本記事では、30歳で年収500万円を突破した筆者が、理学療法士が20〜30代で年収500万円以上の勝ち組になるための具体的な方法を徹底解説していきます。
ちなみに、残念ながら勝ち組の理学療法士になれるには期限があるので、最後までしっかりと読んで確認してくださいね。
- PTOT人材バンク:安心の大手企業が運営+好条件求人が多い
- PTOTSTワーカー:圧倒的な求人数と手厚いサポート体制が魅力
- マイナビコメディカル:非公開+高条件の求人が多数掲載
→ 詳しくは、【最新版】理学療法士おすすめ転職サイトランキング5選!現役PTが厳選で紹介しています
理学療法士が年収500万円以上の勝ち組になるのは可能


結論から言うと、理学療法士が年収500万円以上の勝ち組になることは可能!しかも年収500万円以上は、そこまで難易度は高くないです。
実際に認定理学療法士など特別な資格を持っていない筆者でも、後述する方法で年収500万円以上を稼げるようになりました。


単発バイトなどダブルワークすることなく、理学療法士として勤務するだけで達成できました。
しかし、誰もが勝ち組になれるかと言えば、答えはNOです。
勝ち組の理学療法士になれるのは、正しい情報を持っていて行動できる人だけです。そして勝ち組になれるには期限もあります。



今の職場で、ただ昇給を待ってるだけでは厳しいよ
年収500万円以上の勝ち組PTになる方法は、次でお伝えしていきます。
理学療法士が年収500万円以上の勝ち組になる方法


それでは、理学療法士が勝ち組になるための具体的な方法を紹介していきます。
それぞれ解説していきます。
訪問リハビリで働く
早く確実に年収500万円以上の勝ち組になりたければ、訪問リハへの転職が最もおすすめ。訪問リハだと、年収500万円といわず600〜700万円代も目指せます。



年収だけでみると訪問リハの一択だよ
訪問リハは下記の要因から、病院やクリニックなど他の施設に比べて、給与が高い傾向にあります。
- リハビリ1件あたりの報酬単価が高いこと
- インセンティブ制度(歩合制)がある
入院から在宅へと推しすすめる国の方針からも、訪問リハは報酬単価が高くなっているので、必然的に給料もアップするというわけ。



頑張った分だけ、給与に反映されるよ
訪問リハの求人は、自分で探すのも良いですが、転職サイトを利用して二刀流で探していく方が効率的で、良い求人を見つけられる可能性があがります。
訪問リハの求人に強い転職サイトは、下記3サイトです。ちなみにすべて無料で利用できます。
公務員理学療法士になる
勝ち組の理学療法士になるための2つめの方法は、公務員になること。
初任給や若いうちは給与が低いですが、誰でも年齢とともに確実に昇給しておよそ30代前半で年収500万円台を越えてきます。
よほどのことがない限りリストラもないですし、公的機関なので福利厚生もしっかりしています。



確実性・安定性という点では公務員は最強だよ
デメリットとしては求人が少なく年齢制限もあることや、副業ができない点が挙げられます。
また500万円台に乗ってくるには時間がかかるので、早く勝ち組に入りたい人は訪問リハを選ぶ方がいいでしょう。
ちなみに下記の病院・施設も公務員に準ずる給与体系なので、確実に昇給していきます。
- 国民保険組合
- 日本赤十字社
- 済生会
- 厚生会
- 北海道社会事業協会
- 国家公務員共済組合連合会
- 公立学校共済組合
- 日本私立学校振興・共済事業団
- 健康保険組合
- 地域医療機能推進機構
- 国立病院機構
- 労働者健康安全機構
公務員、準公務員の求人は、離職率も低いので求人も少なく狭き門なので、もし求人が出ればラッキーです。



入職できれば御の字だね
管理職(役職)になれる職場で働く
管理職や役職になると、手当がついて年収が一気にアップします。
手当は施設や役職によって変わりますが、管理職だと月5〜10万円というところが多いです。年収にすると60〜120万円アップする計算に。
多少マネジメントの能力は必要ですが、同じ経験年数でも役職者というだけで、大きく年収を上げることができます。



僕はこの方法で、年収が一気にあがったよ
ただスタッフの多い職場だと、なかなか管理職・役職のポストが空かなかったり、ライバルも多くなります。
管理職や役職狙いでおすすめなのが、新規立ち上げのクリニックや介護老人保健施設です。
これらは理学療法士の数が少なく、比較的ポストがまわってきやすい傾向にあります。管理職・役職を狙うなら検討してみましょう。
PTOT人材バンクやPTOTSTワーカーは、管理職・役職ポストでの求人が多いので、一度チェックしてみるといいでしょう。
教員になる
大学や養成校の教員になれれば、年収500万円以上の勝ち組になれます。中には年収800万円以上というところも!
ただ教員になるには、大学院で修士号を取得したり、学会や論文発表を積極的にするなどハードルは高めです。
教員になれれば年収を一気にアップできますが、そのための努力もかなり必要なので、覚悟があるひと向けです。



教育分野に興味があるならおすすめだよ
副業をする
家庭環境や、今の職場がやりがいがあって気に入っているなら、無理に転職せずに副業という選択を考えてみましょう!
本業の収入+副業で、年収500万円以上を目指すことはわりと現実的です。
仕事が終わった後にバイト…みたいな労働時間を切り売りするような副業よりは、寝てる間や本業中に収益が発生するストック型の副業がおすすめ。
ストック型で理学療法士におすすめの副業は、下記のとおり。
- ブログ
- YouTube
- SNSマーケ
- 有料教材販売
ストック型の副業は稼げるまでに時間は掛かりますが、一旦稼げるようになると収入を大きく底上げしてくれます。



時間はかかるけど、稼げる額は青天井!
急がないと、勝ち組の理学療法士になれる可能性は下がっていく


ここで少し残念な話をしておくと、勝ち組の理学療法士になれる可能性は、年を追うごとにどんどん下がっていきます。
その理由は、理学療法士の増加と高齢者の減少が起こるからです。
下図は、理学・作業療法士の重要と供給の推移を示したものです。


この図が意味するところは、2025年をさかいに理学療法士の供給が過多になるということ。
つまり、転職したくても求人が出ない・少なくなるということが言えます。
そのため、転職による年収アップで勝ち組になるには、理学療法士の需要が多い2026〜2027年までにするのが得策です。



あと5年以内が勝負だね
早めに好条件の求人、管理職になれそうな求人を見つけることが、勝ち組の理学療法士になるカギです。
求人の探し方は、自分で探す+転職サイトで探すの二刀流で探していくのが効率的で、良い求人を見つけられる可能性があがります。
当サイトがおすすめする、転職サイトは下記の5つです。



どれも無料で利用できるよ
詳しくは、【最新版】理学療法士おすすめ転職サイトランキング5選!現役PTが徹底解説で紹介しています。


注意!年収だけが理学療法士の勝ち組ではない


ここまで年収500万円以上の理学療法士は勝ち組で、そこを目指す方法をお伝えしてきましたが、年収だけが勝ち組の全てではないです。
大事なのは、理学療法士としてやりがいを感じて、毎日ワクワクしながら仕事ができているかどうか。
人生で大きなウェイトを占める仕事だからこそ、やりがいを持って働けている理学療法士は立派な勝ち組です。
やりがい・目的を持って働けている人は、将来的にヘットハンティングされたり、開業したりと年収もアップする傾向にあります。
とはいえやはりお金も大事なので、年収500万円以上でやりがいもある領域で働けるのがベストです!



充実したPT人生を送るためにも、年収・やりがいのバランスを考えよう
理学療法士が年収500万円以上の勝ち組になる方法まとめ


この記事では、「理学療法士が年収500万円以上の勝ち組になる5つの方法!知らないと後悔」について書きました。
理学療法士が年収500万円以上の勝ち組になる方法は、下記の5つです。
注意点としては、2025年をさかいに理学療法士の供給が過多になるので、年収アップを狙って転職したくても求人が出ない・少なくなるということがあります。
そのため、転職による年収アップで勝ち組になるには、理学療法士の需要が多い2026〜2027年までにするのが得策です。
求人の探し方は、自分で探す+転職サイトで探すの二刀流で探していくのが効率的で、良い求人を見つけられる可能性があがります。



目指せ勝ち組 理学療法士!
今回は以上です。